
三方良しの不動産投資ビジネスで世界を目指す
株式会社グローバル・リンク・マネジメント
代表取締役 / 金 大仲
競合がひしめく不動産投資業界において、入居率99%超の高水準を維持している企業がある。2005年創業の株式会社グローバル・リンク・マネジメント(以下、GLM)だ。
同社が主に扱うのは、「コンパクトマンション」と呼ばれる単身者や夫婦の二人暮らしなど、少人数で暮らすことを想定したもの。これを自社ブランドとして開発し、投資家向けに1戸単位で販売する。単身者のニーズが多い東京を主要エリアに、物件の立地や住環境にこだわって手がけることで、約2000戸ある管理物件において99%超という入居率を達成してきた。
そんなGLMは創業以来、右肩上がりの成長を続け、2017年12月には東証マザーズ上場、2018年12月東証一部へ市場変更を果たした。好業績の理由はどこにあるのか?創業者であり、代表取締役の金大仲(キムテジュン)氏に話を伺った。
同社が主に扱うのは、「コンパクトマンション」と呼ばれる単身者や夫婦の二人暮らしなど、少人数で暮らすことを想定したもの。これを自社ブランドとして開発し、投資家向けに1戸単位で販売する。単身者のニーズが多い東京を主要エリアに、物件の立地や住環境にこだわって手がけることで、約2000戸ある管理物件において99%超という入居率を達成してきた。
そんなGLMは創業以来、右肩上がりの成長を続け、2017年12月には東証マザーズ上場、2018年12月東証一部へ市場変更を果たした。好業績の理由はどこにあるのか?創業者であり、代表取締役の金大仲(キムテジュン)氏に話を伺った。
PROFILE
代表プロフィール
1974年 神奈川県横浜市出身。神奈川大学法学部法律学科 卒業。新卒で金融機関に入社。実家の焼き肉屋経営を立て直した後、大手不動産企業に転職しトップセールスマンに。 そこでの経験をもとに30歳の時に独立し、株式会社グローバル・リンク・マネジメントを設立。2017年12月に東京証券取引所マザーズ市場に上場、2018年12月東京証券取引所市場第一部へ市場変更を果たした。
「コンパクトマンション」にみた圧倒的なニーズ
―GLMは創業から12年で上場を果たしました。ここまで順調に事業を成長させることができた理由をどのように分析されますか?
我々は主に「コンパクトマンション」を扱っていますが、創業当時は不動産投資業界でもメジャーな商品ではありませんでした。僕自身、前職で不動産デベロッパーに入社するまでは、マンションといえば60平米以上の「ファミリーマンション」というイメージでした。それに対して「コンパクトマンション」とは、ワンルームから2LDKくらいまでの物件を指します。こういう物件があることを知ったときに、投資用マンションとしての魅力をすごく感じたんです。
―どういった点が魅力的だったんでしょう?
圧倒的なニーズの大きさです。東京は単身者が非常に多く、特に若い人は勤務地の近くに住みたい。世界的にも都市に人口が集中する傾向になっているので、将来的にもこれは変わらない。これだけ安定したニーズがある商品はなかなかありません。これを開発し、販売していくことは、投資先を探しているオーナーも、物件を探している入居者もハッピーになれる素晴らしいビジネスモデルだと思いました。
―まさに三方良しですね。
それに弊社では、創業した1年目から自社ブランドを手がけています。2年目は賃貸管理を行うようになり、それから建物管理も始めました。そうすることで自社ブランドの物件に関しては、入居者の募集から家賃の徴収、入退去や建物自体の管理まで、すべてをワンストップで請け負うことができます。これができる会社は意外と少ないんです。東京には「コンパクトマンション」の販売会社が300社ほどあるといわれていますが、現在でもワンストップで対応できるところは20社ほどです。我々が始めたときは10社もなかったと思います。
―ワンストップのメリットとは何ですか?
物件の販売会社と管理会社が別だと、オーナーにとっても入居者にとっても、何かあったときの相談がスムーズにいかないことがあります。しかしワンストップであれば、すべて我々にご相談いただければいいわけです。我々にとっても、ワンストップのほうが現場での情報収集が容易になりますから、入居率や家賃相場といったことも把握しやすくなるし、ビジネスの意思決定も早くなるというメリットがあります。
―つまり、早くからワンストップの自社ブランド開発に注力してきたことが、成長の秘訣だった?
そうですね。それに加えて、2011年に宅建業法が改正された際に、電話営業に関する規制が厳しくなったんです。そこで我々はいち早く電話営業を一切やめ、セミナー主体の営業に切り替えました。集客もデジタルマーケティングによるネット上のものが中心です。投資に興味がない人をなんとか説得するプッシュ型の営業から、初めから興味がある人にセールスするプル型の営業にしていったんです。それが非常にうまくいったことが、上場の後押しになりました。
我々は主に「コンパクトマンション」を扱っていますが、創業当時は不動産投資業界でもメジャーな商品ではありませんでした。僕自身、前職で不動産デベロッパーに入社するまでは、マンションといえば60平米以上の「ファミリーマンション」というイメージでした。それに対して「コンパクトマンション」とは、ワンルームから2LDKくらいまでの物件を指します。こういう物件があることを知ったときに、投資用マンションとしての魅力をすごく感じたんです。
―どういった点が魅力的だったんでしょう?
圧倒的なニーズの大きさです。東京は単身者が非常に多く、特に若い人は勤務地の近くに住みたい。世界的にも都市に人口が集中する傾向になっているので、将来的にもこれは変わらない。これだけ安定したニーズがある商品はなかなかありません。これを開発し、販売していくことは、投資先を探しているオーナーも、物件を探している入居者もハッピーになれる素晴らしいビジネスモデルだと思いました。
―まさに三方良しですね。
それに弊社では、創業した1年目から自社ブランドを手がけています。2年目は賃貸管理を行うようになり、それから建物管理も始めました。そうすることで自社ブランドの物件に関しては、入居者の募集から家賃の徴収、入退去や建物自体の管理まで、すべてをワンストップで請け負うことができます。これができる会社は意外と少ないんです。東京には「コンパクトマンション」の販売会社が300社ほどあるといわれていますが、現在でもワンストップで対応できるところは20社ほどです。我々が始めたときは10社もなかったと思います。
―ワンストップのメリットとは何ですか?
物件の販売会社と管理会社が別だと、オーナーにとっても入居者にとっても、何かあったときの相談がスムーズにいかないことがあります。しかしワンストップであれば、すべて我々にご相談いただければいいわけです。我々にとっても、ワンストップのほうが現場での情報収集が容易になりますから、入居率や家賃相場といったことも把握しやすくなるし、ビジネスの意思決定も早くなるというメリットがあります。
―つまり、早くからワンストップの自社ブランド開発に注力してきたことが、成長の秘訣だった?
そうですね。それに加えて、2011年に宅建業法が改正された際に、電話営業に関する規制が厳しくなったんです。そこで我々はいち早く電話営業を一切やめ、セミナー主体の営業に切り替えました。集客もデジタルマーケティングによるネット上のものが中心です。投資に興味がない人をなんとか説得するプッシュ型の営業から、初めから興味がある人にセールスするプル型の営業にしていったんです。それが非常にうまくいったことが、上場の後押しになりました。
“夢は弁護士”から一転、ビジネスの世界へ
―ベンチャー企業として上場されたわけですが、金さんが不動産業界に興味を持ったきっかけは?
僕は横浜の中華街出身で、金大仲という名前からもわかるように、在日コリアン三世です。おじいちゃんおばあちゃんが朝鮮半島から日本に渡ってきて、いろんな仕事をしながら中華街で暮らしていました。そこで最終的に土地を買い、ビルを建てて、不動産の管理業をしていたんです。僕の父親はバブルのときに脱サラして焼肉屋を始めるんですが、バブル崩壊後は借金まみれになりました。そういう苦しい環境でも僕が大学まで行くことができたのは、生活のベースに不動産の家賃収入があったからなんです。
飲食店は景気に左右されやすいけど、不動産は安定したビジネスだという印象が子どもの頃からすごくあって、自分もいつかは不動産のオーナーになりたいという思いを持つようになりました。それが不動産業界に興味を持ったきっかけですね。
―では、大学には経営や経済関係を学びに?
実は法学部なんですよね(笑)。というのも、僕はビジネスに興味があった一方で、将来は弁護士になって法律的な部分で在日コリアンのサポートをしていきたいという思いもありました。よく在日コリアンの子どもは、昔から医者か弁護士になれって言われるんですよ。普通に就職するのが難しいから。あとは飲食業みたいに自分でビジネスをやるしかない。それで僕は弁護士を目指していました。ただ、大学に入学したとき、とても良くしてくれた先生から、「弁護士になんかなるな」と言われたんです。
―どういう意味でしょう?
「社会貢献をしたいなら、自分でビジネスをして、たくさんの弁護士を使う側になったほうがいい」ということでした。これにすごく感銘を受けて、本格的にビジネスの道に進むことにしたんです。
―それから卒業後は不動産業界に?
まずノンバンクの金融機関に就職しました。不動産担保に強い会社で、そこで不動産と金融の仕組みを学びましたね。いつか自立して会社をやりたいという思いは、このときから持っていました。
僕は横浜の中華街出身で、金大仲という名前からもわかるように、在日コリアン三世です。おじいちゃんおばあちゃんが朝鮮半島から日本に渡ってきて、いろんな仕事をしながら中華街で暮らしていました。そこで最終的に土地を買い、ビルを建てて、不動産の管理業をしていたんです。僕の父親はバブルのときに脱サラして焼肉屋を始めるんですが、バブル崩壊後は借金まみれになりました。そういう苦しい環境でも僕が大学まで行くことができたのは、生活のベースに不動産の家賃収入があったからなんです。
飲食店は景気に左右されやすいけど、不動産は安定したビジネスだという印象が子どもの頃からすごくあって、自分もいつかは不動産のオーナーになりたいという思いを持つようになりました。それが不動産業界に興味を持ったきっかけですね。
―では、大学には経営や経済関係を学びに?
実は法学部なんですよね(笑)。というのも、僕はビジネスに興味があった一方で、将来は弁護士になって法律的な部分で在日コリアンのサポートをしていきたいという思いもありました。よく在日コリアンの子どもは、昔から医者か弁護士になれって言われるんですよ。普通に就職するのが難しいから。あとは飲食業みたいに自分でビジネスをやるしかない。それで僕は弁護士を目指していました。ただ、大学に入学したとき、とても良くしてくれた先生から、「弁護士になんかなるな」と言われたんです。
―どういう意味でしょう?
「社会貢献をしたいなら、自分でビジネスをして、たくさんの弁護士を使う側になったほうがいい」ということでした。これにすごく感銘を受けて、本格的にビジネスの道に進むことにしたんです。
―それから卒業後は不動産業界に?
まずノンバンクの金融機関に就職しました。不動産担保に強い会社で、そこで不動産と金融の仕組みを学びましたね。いつか自立して会社をやりたいという思いは、このときから持っていました。
人生観に大きな影響を受けた母親の言葉
そのあとで実家の家業がいよいよ大変になって、会社を辞めて中華街に戻ったんです。そこから実家の経営の立て直しをして収益を徐々に上げていって……ということを20代の後半はやっていました。ただ、家業をこのまま続けていっても、大きな事業にはならないということもわかってきて。それで29歳のときに、上場を目指している不動産デベロッパーの会社に中途採用で入りました。
―上場を目指している会社を選んだ理由は?
上場できる会社を作る修行のためだったからです。30歳で独立することを決めていたので、面接の時点から「1年後には辞めます」と言っていましたね。
―その会社では何を担当されたんですか?
投資家への販売営業です。このときも金大仲という名前が引っかかって。電話営業すると門前払いにされるから、通名を使いなさいって言われたんです。でも僕は通名がないので、「必ず売りますから、本名でやります」と言い切って。僕は実家で経営にも不動産管理にも関わっていたので、結果を出せる自信がありました。それでちゃんと結果を出し、約束の1年で独立してGLMを立ち上げたわけです。
―お話を聞いていると、金さんの人生には家業が大きな影響を与えているように感じます。そこで学んだことは何でしたか?
ビジネス面よりも、精神的な面が大きかったかもしれません。実家の会社は家族経営だったのですが、両親は僕や親戚だけではなく、最盛期で20人ほどいた従業員にも住み込みで働いてもらい、本当の“家族”のように接していました。みんな“家族”として率直に意見を言い合い、それを受け入れることでチームとしての一体感が生まれていたのです。トップダウンで社員を統制するのではなく、相手を信頼して対等の立場でコミュニケーションすることが、会社には大切なことなのだと学びました。これは自分で会社を経営するようになってからも心がけています。
だからGLMでは、社員が昇格した際やトップセールスなどの賞を受賞した際に、単に賞与で報いるだけではなく、その社員にフォーカスしたDVDを毎回制作しています。ひとりひとりの成長を会社として見守り、サポートしていこうという姿勢を形にしたものです。それが結果として、会社としての一体感につながり、好業績に貢献しているのかもしれませんね。
―上場を目指している会社を選んだ理由は?
上場できる会社を作る修行のためだったからです。30歳で独立することを決めていたので、面接の時点から「1年後には辞めます」と言っていましたね。
―その会社では何を担当されたんですか?
投資家への販売営業です。このときも金大仲という名前が引っかかって。電話営業すると門前払いにされるから、通名を使いなさいって言われたんです。でも僕は通名がないので、「必ず売りますから、本名でやります」と言い切って。僕は実家で経営にも不動産管理にも関わっていたので、結果を出せる自信がありました。それでちゃんと結果を出し、約束の1年で独立してGLMを立ち上げたわけです。
―お話を聞いていると、金さんの人生には家業が大きな影響を与えているように感じます。そこで学んだことは何でしたか?
ビジネス面よりも、精神的な面が大きかったかもしれません。実家の会社は家族経営だったのですが、両親は僕や親戚だけではなく、最盛期で20人ほどいた従業員にも住み込みで働いてもらい、本当の“家族”のように接していました。みんな“家族”として率直に意見を言い合い、それを受け入れることでチームとしての一体感が生まれていたのです。トップダウンで社員を統制するのではなく、相手を信頼して対等の立場でコミュニケーションすることが、会社には大切なことなのだと学びました。これは自分で会社を経営するようになってからも心がけています。
だからGLMでは、社員が昇格した際やトップセールスなどの賞を受賞した際に、単に賞与で報いるだけではなく、その社員にフォーカスしたDVDを毎回制作しています。ひとりひとりの成長を会社として見守り、サポートしていこうという姿勢を形にしたものです。それが結果として、会社としての一体感につながり、好業績に貢献しているのかもしれませんね。
「Mansion Tech」という次なる目標
―そうした方針で2005年にGLMを創業されたわけですが、会社の立ち上げ期にもっとも苦労されたことは?
物件の仕入れですね。前職では販売営業だったので、投資家を探すことはできたんです。でも肝心の物件の仕入れで人脈も経験もなかった。しかも創業時はリーマン・ショック前で不動産バブルでした。だから市場に物件がないんです。売る相手が見つかっても売るものがないという状況がしばらく続きましたね。
―まさにピンチですが、それでも1年目から自社ブランドを立ち上げます。
いろんな人の紹介をたどって物件の1戸1戸を売らせていただくお願いをしていたときに、ある社長さんが、「君たちは営業力があるから、1棟での販売をやってみないか」と言ってくださって。それで1棟26戸を任せてもらったんです。最終的には、もう1棟も任せてもらい、全部で50戸を担当させていただくことになりました。このときに自社ブランドを立ち上げる決意を固めました。
自社ブランドであれば、自分たちで仕様が決められるし、ブランド名も作れ、そこに自分たちの思いも入れられる。そういう物件のほうが、投資家にも入居者にも喜んでもらえるという確信がありました。自社ブランドをやると決めてからは一気に社員も増やして、創業から5年目までには現在のビジネスモデルが完成していったんです。
―最初に説明していただいたワンストップの自社ブランド開発ですね。そこから順調に成長し、2017年12月に上場したことで、当初の「上場できる会社を作る」という目標は達成されました。それでは金さんの今後の目標とは?
2つあります。ひとつには「Mansion Tech」として掲げているマンションへのテクノロジー活用です。不動産業界は垣根が高く、みなさんと接点が持ちにくい業界でした。たとえば、土地を売却したい、あるいは不動産投資をしたいと思った人がいても、どこに問い合わせをすればいいかわからない。しかしITを活用すれば、スマートフォンで手軽に不動産関連の情報が取れるようになります。我々がウェブやアプリに窓口を作ることで、不動産業界とみなさんとの垣根を低くしていきます。
それに管理の面でも、自分が持っている物件の情報をITで集約することができます。紙の書類では失くさないようにするだけでも大変でしたが、IT化することでこれもスマートフォンひとつで確認・管理ができるようになります。
物件の仕入れですね。前職では販売営業だったので、投資家を探すことはできたんです。でも肝心の物件の仕入れで人脈も経験もなかった。しかも創業時はリーマン・ショック前で不動産バブルでした。だから市場に物件がないんです。売る相手が見つかっても売るものがないという状況がしばらく続きましたね。
―まさにピンチですが、それでも1年目から自社ブランドを立ち上げます。
いろんな人の紹介をたどって物件の1戸1戸を売らせていただくお願いをしていたときに、ある社長さんが、「君たちは営業力があるから、1棟での販売をやってみないか」と言ってくださって。それで1棟26戸を任せてもらったんです。最終的には、もう1棟も任せてもらい、全部で50戸を担当させていただくことになりました。このときに自社ブランドを立ち上げる決意を固めました。
自社ブランドであれば、自分たちで仕様が決められるし、ブランド名も作れ、そこに自分たちの思いも入れられる。そういう物件のほうが、投資家にも入居者にも喜んでもらえるという確信がありました。自社ブランドをやると決めてからは一気に社員も増やして、創業から5年目までには現在のビジネスモデルが完成していったんです。
―最初に説明していただいたワンストップの自社ブランド開発ですね。そこから順調に成長し、2017年12月に上場したことで、当初の「上場できる会社を作る」という目標は達成されました。それでは金さんの今後の目標とは?
2つあります。ひとつには「Mansion Tech」として掲げているマンションへのテクノロジー活用です。不動産業界は垣根が高く、みなさんと接点が持ちにくい業界でした。たとえば、土地を売却したい、あるいは不動産投資をしたいと思った人がいても、どこに問い合わせをすればいいかわからない。しかしITを活用すれば、スマートフォンで手軽に不動産関連の情報が取れるようになります。我々がウェブやアプリに窓口を作ることで、不動産業界とみなさんとの垣根を低くしていきます。
それに管理の面でも、自分が持っている物件の情報をITで集約することができます。紙の書類では失くさないようにするだけでも大変でしたが、IT化することでこれもスマートフォンひとつで確認・管理ができるようになります。
国内だけではなく、アジアのシェア1位を目指す
―そうした考えを具体化したのがGLMの提供している、その名も「Mansion Tech」というアプリですね。
そうです。このアプリがあれば、投資用の不動産購入から賃貸管理、さまざまな疑問の相談まで、すべてをワンストップで行うことができます。我々のビジネスモデルをアプリ化したものです。
―自社の不動産コンサルタントのプロフィールや評価レビューを公開している点もユニークです。
不動産の購入を検討するときって、相談の電話に出た人や会った人がそのまま担当することになりがちです。でも最初からコンサルタントの情報をオープンにしておけば、お客さまが自分に合った担当者を選ぶことができる。そのほうが納得感がありますよね。それにコンサルタントも評価が可視化されることで、より良い評価がもらえるように頑張ります。相乗効果があるんです。
―ハード面でのテクノロジー導入に関してはいかがでしょう?
物件のIoT化に関して、日本は進んでおり、弊社としても自社開発できる土壌を整えています。最終的には住居にAIが搭載され、入居者の生活パターンを学習し、個々人にとって快適な住環境をカスタマイズして提供できるようになると考えています。いわゆる「スマートハウス」ですね。すでに研究は進んでいますので、我々も自社ブランドに積極的に取り入れていくつもりです。
―では、もうひとつの目標とは?
グローバル展開です。まずは海外の投資家に我々が抱えている日本の投資物件を販売する。昨年から海外事業部も発足させ、主にアジアの富裕層への販売チャネルを強化しているところです。すでに香港、台湾、シンガポールに顧客がいますが、これをますます広げていく。将来的には我々の自社ブランドを海外の都市でも展開していきたいと考えています。
―具体的にいつまでに、どのくらいの規模で、という目処はありますか?
来年(2019年)にはアジアの中で、日本の投資用コンパクトマンションにおけるシェア及び認知度No.1の地位を確立したいですね。それから海外での販売拠点設立へと広げていくつもりです。すでに国内のシェア1位は見えてきているので、実現可能性は十分にあると見ています。
そうです。このアプリがあれば、投資用の不動産購入から賃貸管理、さまざまな疑問の相談まで、すべてをワンストップで行うことができます。我々のビジネスモデルをアプリ化したものです。
―自社の不動産コンサルタントのプロフィールや評価レビューを公開している点もユニークです。
不動産の購入を検討するときって、相談の電話に出た人や会った人がそのまま担当することになりがちです。でも最初からコンサルタントの情報をオープンにしておけば、お客さまが自分に合った担当者を選ぶことができる。そのほうが納得感がありますよね。それにコンサルタントも評価が可視化されることで、より良い評価がもらえるように頑張ります。相乗効果があるんです。
―ハード面でのテクノロジー導入に関してはいかがでしょう?
物件のIoT化に関して、日本は進んでおり、弊社としても自社開発できる土壌を整えています。最終的には住居にAIが搭載され、入居者の生活パターンを学習し、個々人にとって快適な住環境をカスタマイズして提供できるようになると考えています。いわゆる「スマートハウス」ですね。すでに研究は進んでいますので、我々も自社ブランドに積極的に取り入れていくつもりです。
―では、もうひとつの目標とは?
グローバル展開です。まずは海外の投資家に我々が抱えている日本の投資物件を販売する。昨年から海外事業部も発足させ、主にアジアの富裕層への販売チャネルを強化しているところです。すでに香港、台湾、シンガポールに顧客がいますが、これをますます広げていく。将来的には我々の自社ブランドを海外の都市でも展開していきたいと考えています。
―具体的にいつまでに、どのくらいの規模で、という目処はありますか?
来年(2019年)にはアジアの中で、日本の投資用コンパクトマンションにおけるシェア及び認知度No.1の地位を確立したいですね。それから海外での販売拠点設立へと広げていくつもりです。すでに国内のシェア1位は見えてきているので、実現可能性は十分にあると見ています。
Leaders ITEM
この社員の似顔絵ポスターは、創立10周年の式典の際に社員から贈られた。金社長を中心として、それを社員たちが取り囲んでいる絵になっており、家族としての一体感を大切にする会社の温かい雰囲気を感じ取ることができる。
社員に贈られるDVD。社員の成長ストーリーを動画にしたもので、ひとりひとりの活躍を見守るGLMの社風が表れている。
掲載日:2018年11月21日
BUSINESS
事業内容
不動産ソリューション事業(投資用マンションの企画・開発・販売・マンション管理等)
COMPANY
会社情報
事業内容:不動産ソリューション事業
(投資用マンションの企画・開発・販売・マンション管理等)
設立:2005年03月
代表者:代表取締役 金 大仲
上場市場:東証1部
資本金:4.98億円
WEB:https://www.global-link-m.com/