2019年6月5日

アプライドマテリアルズジャパンの最先端技術を支える
フィールドエンジニアという仕事

アプライドマテリアルズジャパン

半導体製造装置で売り上げ世界No.1のアプライド マテリアルズには、同じく重要なビジネスとしてディスプレイ製造装置部門がある。薄型テレビ、タブレット端末、スマートフォン、フレキシブルデバイスなど多くのコンシューマ向けエレクトロニクス製品に用いられるディスプレイ市場の拡大に伴い、同社では積極的な人材採用を行っている。今回はそのディスプレイ製造装置部門で、フィールドエンジニアとして働く喜多優貴さんにインタビュー。入社の経緯や現在の業務のやりがい、この職業を志望する人へのアドバイスなどを聞いた。

顧客企業と連携し、最新装置の保守に携わる

現在28歳の喜多さんは奈良県の大学院を卒業後、2017年に入社。今は国内にあるディスプレイ製造装置部門でフィールドエンジニア(FE)として活躍している。

「大学では半導体の製造過程に用いられる技術に関する研究に携わり、大学院では有機ELに似た発光材料に関する研究をしていました。どちらも半導体やディスプレイそのものに関する技術なので、今携わっている製造装置の開発とは近いようで異なる領域です。研究室では数グラムの発光材料を作る世界でしたが、量産現場では一度に数トンもの製品を同じ質で作らなければなりません。そういう規模の大きな仕事に興味を持ったことがアプライド マテリアルズ ジャパンに入社するきっかけでした」

FEの仕事は、納入先の工場に常駐しながら装置の立ち上げや洗浄、定期メンテナンスを行うのが主な役割。その中で、喜多さんは現在、世界で初めて設置された装置の保守とメンテナンスをお客様の工場で担当している。そのため、日々自分だけでは解決が難しい課題を、社内のプロセスサポートエンジニアからのアドバイスを受けながら改善したり、顧客企業の声をフィードバックしたりすることが大きな任務となり、装置開発の重要な一翼を担っている。
「入社してから約1ヶ月の技術研修、その後OJTを行った後、今はディスプレイ製造装置の中でも世界初の生産装置を担当するチームに配属され、月に1、2回行われる装置メンテナンスの中でも核となる部分のリーダーとして、メンテナンス作業や部品交換などを担当しています。世界で初めて量産工場に導入された製造装置なので、初めて扱う技術ということもあり、現在は社内にノウハウを蓄積している段階です。やるべきことは尽きませんが、どうしたら作業時間を短縮できるか、効率化できるかということを突き詰めながら日々改善を図っています」

綿密なフィードバックから新たなノウハウを作る

世界17か国93か所に拠点があるアプライド マテリアルズの中でも、日本法人のフィールドサービス部門に対するアメリカ本社からの信頼は厚い。それはFE一人ひとりの技術力が高く、要求水準が高い日本企業の声を吸い上げる力に長け、それらをグループ全体の商品開発やサービスに反映できているからにほかならない。

「FEの業務で最も重要なのは、お客様からの要望や現場でのトラブルに対し、社内へのフィードバックを欠かさないことです。とくに私たちが扱っているのは最新の技術なので、たとえ些細なことでもお客様の声を吸い上げ、それを社内でどう解決するかがノウハウの蓄積に繋がっていきます。その一方で、新しい装置の場合はお客様だけではなく、ほかのリージョンの営業担当からも問い合わせが来ることが少なくありません。例えば、生産能力やメンテナンスにかかる時間などのデータは営業の武器となるところなので、少しでも彼らの手助けになれるよう心がけています」

喜多さんたちのチームはほぼ全員が日本人。社内のコミュニケーションは日本語が中心だ。しかし、海外から出張で来るサポートスタッフとのコミュニケーションや、上記のような国際間のやりとりは全て英語で行なわれている。入社当時は、日常会話レベルの英会話もままならなかったという喜多さんだが、社内の英語学習プログラムを活用しながら学んできた結果、今では見える景色が少し変わってきたという。
「最初の頃は技術でも英語でも周りに追いつくのが精一杯で、海外の社員となかなか打ち解けることができずにいたのですが、自分が成長していく中で少しずつ向こうから話しかけてくれることが増えました。今年は海外のスタッフの誘いでイスラエルでの学会にも参加。彼らとともに学ぶうち、仲間として認めてもらえたことで自信が持てるようになりました。今では英語のやりとりが増えること自体が仕事のやりがいになっています。ただ、今はまだ言われたことをそのまま受けてしまうことも少なくないので、できない場合の代替案を明確に自分の意見として伝えられるところまでスキルを上げていきたいですね」

社内のチームワークを醸成するサークル活動

FEの採用は経験不問。実際に、20名ほどから成る喜多さんのチームにも元公務員や元テレフォンアポインターなど、様々な経歴を持つ社員が集まっている。

「私も初めは専門用語を覚えるのに苦労しましたが、未経験者向けのトレーニングも行なわれているので、未経験でもゼロからチャレンジできる職場です。技術面についてはオンラインやVRを活用した講座もあり、私の周囲もそれぞれが高い意欲を持って業務に取り組んでいる印象ですね」

国籍も経歴も様々な者が集まる環境とあって、チームワークの醸成も組織にとって重要な要素だが、そこでは社内で推進しているサークル活動が一役買っている。
「拠点ごとに様々なサークルがあり、ひとり2つまで入会することができます。7名以上のサークルには会社から補助金が出ます。私もスポーツサークルに入っており、月に一度、テニスやフットサルを楽しんでいます。普段は仕事上あまり交流のない方や、年齢の離れた上司ともサークルを通じて仲良くなりました。最近はサークル外でも上司と一緒に食事に行くことがあり、仕事のことからプライベートのことまで相談できる良い関係が作れています」

そうしてできあがったチームワークの良さが、働く喜びにも繋がっている。

「装置には予期せぬことが起きてしまうこともありますが、そういう事態をみんなで乗り越えられた時が、このチームで働けて本当に良かったと思える瞬間です。最近はますますチームワークが良くなっているのを感じていて、それぞれが得意分野を伸ばし、新しい技術を自分のものにし、お互いの不得手なところを補いながらみんなの力で改善できていることがとても嬉しいです」

フィールドエンジニアに求められる素養とは?

今はひたすら目の前の作業に取り組み、装置の安定化に向けて邁進する毎日だが、喜多さんの今後の目標について聞いてみた。

「今は他のリージョンからエンジニアが来て、ソフトウェア、メカニック、システムなど、様々な部分でサポートを受けている状態なので、チームとしては彼らの知識と技術をしっかり吸収し、自分たちですべてのことを対応できるようになることが目標です。個人としては、今はまず足りないところを無くして立派なFEに成長したい。FEはオールマイティさが必要なので、覚えること、吸収することが尽きないのがこの仕事の醍醐味だと思います。その先のことはまだはっきりしていませんが、将来はプロセスサポートエンジニアやソフトウェアエンジニアを目指せるくらいの知識をつけたいと考えています」

最後に、FEの職種に求められる素養とFEを目指す人へのアドバイスを聞いた。
「お客様と直接関わることが多く、社内でもチームで動く仕事なので、まずは協調性が求められると思います。また気配りができることもチームとして重要だと思います。自分がやりたいことにもどんどん挑戦できるし、わからないことがあれば先輩が丁寧に教えてくれるので、自分の意見をちゃんと持っている人には働きやすい職場です。また、私たちのような開発にかかわるチームもあるので、チャレンジ精神があれば、より楽しんで働ける環境だと思います」
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