失敗を恐れず挑戦し、変化し続ける者が未来を作る

HENNGE株式会社

「テクノロジーの解放で世の中を変えていく」ことをVISIONとし、リモートワーク時代におけるソリューションを提供しているHENNGE(へんげ)。
プロダクトやサービスはもちろん、そこで働く社員たちにも絶えず変化を求められる。
失敗を恐れず挑戦し続け、テクノロジーによって社会をも変化させる人材とは? 
人事責任者の髙須氏と新井氏に、HENNGEが期待する人物像と企業文化について話を聞いてみた。

PROFILE

  • 髙須俊宏

    髙須俊宏 People Division, Executive Officer and Division Manager
    前職を経て、2018年入社 。人事部長に相当するポジションにて業務に携わる。新井氏と同様の業務に加え、海外人材の採用、社内コミュニケーション、社内情報システムなどを統括する。

  • 新井めぐみ

    新井めぐみ People Division, Deputy Division Manager
    前職を経て、2016年入社 。HENNGEの社内公用語が英語なので、正式部署名も英字表記となった。現在、主に労務、給与、国内採用、社内コミュニケーションといった業務に携わる。

最も効率的な働き方は現場が知っている

――社名もユニークですが、採用についても「七変化採用」という言葉があるとお伺いしました。この意味するところを教えてください。

髙須: HENNGEは今年で27年目を迎える企業で、「テクノロジーの解放で世の中を変えていく。」ことをVISIONに掲げています。我々はその時代その時代に必要とされるテクノロジーを提供し続けてきました。

ファックスからメールに移行した時代には、ビジネスの中でメールを有効活用するサービスを開始し、社内でサーバーを設置することが一般的になってきた時代には、オープンソースのOSであるLinuxの恩恵をたくさんの人が受けられるよう、管理コンソールを提供してきました。

ソフトウェアの提供形態がオンプレミスからクラウドへ移行している現在では「HENNGE One」というソリューションを開発、提供しています。

弊社では「アーリーアダプターであり続けるために、青い果実を食べる。」という考え方を大切にしており、新しいテクノロジーには積極的にチャレンジしつつ、失敗を重ねながら、変化し続ける時代を生き抜いてきました。

「七変化採用」は、そんな企業文化にマッチする方のペルソナや価値観を、端的に表している言葉でもあるんですよね。
自らを変革でき、会社も変わり続け、その変化によって社会をもより良い方向に導ける。
そのような変化を楽しめる人かどうかということを採用に当たって重視しています。
――なるほど、時代の変化を素早く察知して七変化できる人材が求められているという訳ですね。働き方についても非常に自由度が高く、それぞれの社員に委ねられているようですね。

新井:会社で仕事をしろ、自宅で仕事をしろ、と決め付けることはしません。成果が出せる場所は人によって違ってくるので、どこで仕事をするのかも自由なのです。
私の部署では月に2回の入社日に合わせて出社することにしているのですが、それ以外は自分が担当している業務によって、働く場所を自由に決めています。

髙須:そもそも出社に関する明確なルールがないのです。弊社の場合はオプションが与えられていて、それをどう組み合わせて仕事をするか、それぞれの社員に任されています。最適解は現場が分かっているはずなので、チームや個人によってリモートワークと出社日を自由に組み合わせて仕事に取り組んでいます。

活躍するために必要なのは泳ぎ方

――従来の会社では新入社員研修があって、先輩社員が手取り足取り業務を教えていくというのが定番でした。自己裁量が大きいHENNGEでは、主体性や目的意識がない社員は取り残されてしまうように思いますが、どのように社員教育を行なっているのですか?

新井:既存の社員による新入社員や中途採用社員の立ち上がり支援はもちろん行っています。ですが、会社や上司が社員の3年後、5年後のキャリアイメージを示すことはありません。個々人が自分で自分のキャリアをどうイメージし、そこに向かってどんなアクションをしていきたいのか?という観点を大切にしています。

その点では、意思やパッションがある方でないと、新卒・中途を問わず、弊社で活躍するのは難しいかと思います。その反面、自分のキャリアイメージがあってパッションがある方にとっては、圧倒的な挑戦環境がある会社だと思っています。

髙須:社員の育成については、現場やOJTの担当に委ねられており、教える側と教わる側の関係性によっても変わります。先輩と後輩が机を並べてつきっきりで、というスタイルではない場合も多いです。

我々はよく「HENNGEの泳ぎ方」という表現をします。
決められたレールの上や課せられたゴールにむかって全力で走るということではなく、大海を自分の力で泳ぐ力がないと溺れてしまいかねないということを意味しています。
激しい波を変化と捉え、自分で目的地やルートを設定する能力が求められます。
新井:配属ガチャや上司ガチャといった言葉がありますが、弊社ではそのようなミスマッチはほとんどありません。会社からキャリアを社員にアサインするという形ではないからです。
イメージするキャリアの第一歩として、営業をやってみたい、カスタマーサクセスをやってみたいと本人が希望するのであれば、まずはやらせてみればいいというスタンスなのです。一部社員には「逆指名型配属」とも呼ばれていますね。

挑戦し続けるために失敗を恐れない

――社員が自ら考え、行動し、理想とする結果を出していける環境は、本人にとっても会社にとっても理想的ですよね。
新井:はい。会社からアサインされた業務も挑戦のひとつですが、全くゼロの状態でレールも引かれていないことに挑戦することも推奨していますし、そうした挑戦を支える環境が我々にはあります。

例えば、カスタマーサクセス部門に配属となったある新卒入社の社員は、導入コンサルタントとしてのメイン業務をOJTで習得しつつ、HENNGE Oneの複雑な機能やテクノロジーを理解するためのトレーニングプログラムを自ら作成しました。

普通なら、新人かつ文系大学出身の彼だけでは、到底進められないようなプロジェクトです。しかし、周囲の先輩や上司、他部署さえ巻き込んで自ら動いた本人の意思と行動力を尊重し、周りの人間も協力して完成まで至ることができました。
彼はHENNGEという舞台で何の役を演じるのかを自ら選択して、行動したのです。新卒社員がこんな風に挑戦できるというのは、他の会社ではなかなかないと思います。

新しいテクノロジーを生み出すというのは、今までこの世にないものを生み出す訳ですから、並大抵の努力では実現しないと思います。100回、1000回挑戦して1回成功すればいい方で、挑戦し続けなければ新しいものは生まれない。
ですから、早い段階で小さなミスをいっぱい経験することも重要になります。失敗を次に活かすことができればいい訳で、失敗を許容する土壌もHENNGEの企業文化として根付いています。
髙須:僕らがやっているのはSaaSと言われているビジネスモデルで、ソフトウェア開発があり、それを売るためのセールスがあり、契約していただいた企業にサービスを使いこなしてもらうためのカスタマーサクセスがあるのです。

あくまでも中核となるのはプロダクトで、いかにプロダクトの価値を高められるのか。
開発者においては新しい機能を実装することがプロダクトの価値を上げることにつながりますし、営業においては現在のマーケットのニーズを拾い上げて開発に連携させることがプロダクトの価値を上げることにつながります。
カスタマーサクセスにおいては、お客様の企業が抱える課題や要望を拾い上げてプロダクトの価値を上げていくのです。

そうして、お客様にもたらされる価値が上がれば、さらに多くの企業に受け入れられていく。結果的に、世の中で使われる我々のテクノロジーが広まっていくということです。

多国籍化に伴う多様性がさらなる好循環を生む

――さて、社内の公用語を英語にしたということですが、この変化は海外展開を見据えた変化だったのですか?
髙須:台湾に子会社があり、その他国外マーケットへの展開余地についても常に探り続けていますが、基本的には日本国内が現在のメインマーケットとなります。

創業以来、国内市場中心のビジネスをしてきて、いかにも内資系という文化だったのにも関わらず英語を公用語に定めたのは、優秀な人材を海外から獲得するためで、特にエンジニアの確保が急務となっていたからです。

ちょうどソシャゲが爆発的に流行しだした2012〜14年の頃でしたが、かなり高い条件でのオファーが横行するようになり、他社とただ張り合っていたのでは消耗戦になるばかりでした。
HENNGE Oneはセキュリティソリューションなので、ただプログラムが作れればいいというレベルではなく、トップノッチのエンジニアが必要とされるのです。

そこで、国内に限らずいろんな国をリサーチしていたら、世界にはすごく優秀なエンジニアがたくさんいて、その中には実は日本での仕事を望んでいる人もたくさんいることが分かったのです。そうであれば、彼らが活躍できる環境をこちらが整えればいいのではないかと逆張りして、社内の公用語を英語にしました。

そうしたら、いろんな国から驚くほど優秀なエンジニアが入ってきました。食文化や価値観もコミュニケーションスタイルも違う社員が入ったことで、社内はどんどん多国籍化しています。

こうした変化に対応していく中で多様性ありきの社内風土が自ずとできあがっていき、昨日まで想像しなかったようなことに挑戦する社員が増え、社内に好循環をもたらすようになりました。

――それでは最後に、HENNGEに興味を持っている学生やHENNGEへの転職を考えているビジネスパーソンにメッセージをお願いします。
新井:ぜひHENNGEと一緒に、常に変化しながらチャレンジしていって欲しいです。自分から一歩を踏み出さないと、何も変わらないですから。誰かが変化させてくれると思って立ち止まっていては何も進まないですよね。
繰り返しにはなってしまいますが、失敗を恐れず挑戦し変化し続ける、そういうメンバーがひとりでも増えてくれればいいなと思います。

髙須:付け加えると、テクノロジーが好きな人に集まって欲しいです。テクノロジーが世の中で使われることで、より世の中が良くなっていくということに共感できる方に是非ジョインしてほしい。
HENNGEの存在意義はまさにそこにあって、成長し続けなければならないのです。
こうした使命感を持った人に興味を持っていただけたら嬉しいですね。

2022年7月25日

HENNGE株式会社

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