ヤマト運輸が提案する新しい働き方 “アンカーキャスト”vol.3
2017年9月、ヤマト運輸が新たに配達に特化したドライバーとして、「アンカーキャスト」を採用し宅急便のキャパシティ拡充への対応を進めていくことを発表した。労働需給が逼迫する中、グループ全体で働き方改革を最優先に取り組みながら、夕方以降の配達ニーズにしっかりと応えるための取り組み。
本施策によってドライバーとして働く女性が増えているという。なぜ増え続けているのか、実際に働く方にアンカーキャストの魅力と働き方について伺った。
アンカーキャストは「チャレンジしてみたい」という気持ちから(主婦)
以前は介護士として介護老人保健施設で仕事をしていました。結婚して退職し、一旦は専業主婦になったものの、子どもが大きくなり時間が空いたので仕事をはじめたいなと思い、ヤマト運輸に入社しました。ヤマト運輸を選んだ理由は、家から近かったことも大きいのですが(笑)体を動かすことが大好きなのと、人と接する仕事がしたいという想いから、思い切ってヤマト運輸のドライバーにチャレンジしてみようと思いました。子供の手が離れたタイミングで自分自身のレベルアップというか、チャレンジをしてみたい気持ちが大きかったですね。
研修で不安を払拭してくれるし、周囲も気にかけてくれる環境が働きやすい
最初に、宅急便の基礎知識について教わり、そのあと先輩ドライバーの横について一緒に実際の配達ルートを回ったり、自分の運転を見てもらったり、研修が充実しています。なので、不安はだいぶ消えた状態で独り立ちとなるんです。
センターは男性が多いのですが、支店長もセンター長もいつも気にかけてくれるのが嬉しいですね。「今日の荷物の量平気?」とかいつも聞いてくれるから、私も正直に「この荷物がすごく重くて…」みたいに言いやすい雰囲気があるんです。実際に自分の担当エリアへの配達で重い荷物があるときには、他の男性ドライバーが配達を手伝ってくれることもあります。もちろん、女性ドライバーも最近は増えてきているので、互いに相談したり助け合ったりしています。
もちろん、大変なこともあります。7月、12月のお中元、お歳暮シーズンはやっぱり荷物が多いですね。そんなときは最近導入された最新の端末がとても役に立ちます。自動で今日配達しなければならない場所への効率のよいルートを教えてくれるんです。なので残業が発生することはほとんどないです。
また、どうしようもないことではありますが、一番しんどいのは「天気」。実は雨の日よりも、風が強い日の方が大変なんです。トラックから台車に荷物を積んでいる途中で強い風が吹いて封筒や軽い荷物が台車から落ちそうになってしまったりするので、いつも以上に注意が必要です。
子育てしながらでも働きやすいのは勤務時間だけではない
もともと人と接する仕事が好きだったので、お客さんと触れ合う機会が多いのはとても楽しいです。女性のドライバーは珍しいみたいで、配達に伺うと「こんな重い荷物を運んでくれてありがとう。」「女性のドライバーさんは珍しいですね。」とよく声をかけて頂きます。エリアごとに担当が決まっていることもあり、何度か配達に行くお宅の方とは顔なじみになったりするのもホッとできるんです。
それと、自分の家の近くの配送センターに勤務しているので、この周辺の土地勘があるのも仕事がしやすい理由のひとつかもしれません。自分の感覚やペースで柔軟な働き方ができるのもうれしいですね。待遇面も、時給制ではなく月給制なので、毎月安定したお給料がもらえるのが嬉しいですね。
アンカーキャストを選んで一番良かったと思うのは勤務時間が13時~21時であること。午前中に晩御飯を作り置きしておいたり、洗濯を済ませておくなど家事を終わらせてからの出勤なので気持ちに余裕が持てるのがいいですね。私はたまに勤務に備えてこっそりお昼寝することもありますよ(笑)
中学生と小学生、3人の娘がいるのですが、アンカーキャストを始めて意外だったのは子供たちが自分のことは自分でやってくれるようになったことですね。今では炊飯器でお米を炊いておいてくれたりするようになったのでその成長にびっくりしています。どんどん子供たちがしっかりしてきたので、もう少ししたら有休を使って趣味のバイクでふらっと一人旅にもいけるかな~なんて妄想しています。
午後から勤務のドライバー“アンカーキャスト”なら女性でも、大丈夫!
これからアンカーキャストの仕事をはじめようか迷っている方の中には、自分にできるかどうか不安に思う方は多いと思います。特に、女性の場合は体力面で不安に思うかもしれませんよね。最初は1日の終わりに疲れたな、と思うこともありましたが、意外とすぐに慣れます。
また、私も最初は運転が不安でした。でも研修で先輩ドライバーの横について実際の配達ルートを何度も何度も走ってから独り立ちするので、抵抗なく仕事をはじめることができると思いますよ。「頑張ろう!」というやる気があれば、あとは周囲の先輩たちのサポートがあるので心配する必要はないと思います!
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ヤマト運輸