家族のコミュニケーション不足に救世主!NifMoの考える「優しい格安スマホ」とは
“「多田家」「手島家」「白川家」応援プロジェクト実施中!”の文字が踊る、交通広告。思わず、自分の名字を見つけた!と嬉しくなってしまう人も多かったのではないだろうか。ニフティ株式会社の格安スマホ「NifMo(ニフモ)」が開始した「ホニャララ家応援プロジェクト」は、「家族に徹底的に優しいスマホサービス」を提案しようとしている。
今回担当者のニフティ株式会社 苗村 亮一さん 鈴木 洋祐さんに話を伺った。
ニフティ株式会社 鈴木 洋祐さん 苗村 亮一さん
3本柱の「NifMo ホニャララ家応援プロジェクト」とは?
――NifMo ホニャララ家応援プロジェクトとはどの様なプロジェクトになりますか?
「“家族に徹底的に優しいスマホサービス”をコンセプトとした、プロモーション・キャンペーン・サービスの3軸をマルチに展開するプロジェクトです。
まず、1つ目のプロモーション系のコンテンツは“日本のご家庭では、どのようにスマホを使ったコミュニケーションをとっているのか”“家庭でかかる携帯代はどれくらいなのか”などのデータを細かく調査し、『ニッポンの家族とスマホ事情調査2017』という分析データを公開しています。」(苗村さん)
――子どもスマホってどうですか?などオモシロイコンテンツが多いですね。
「ありがとうございます。通常の調査軸と併せて、『日本の“珍”名字100選』など、スマホとは関係ないユニークな調査も実施しています。調査する中で、今まで常識と考えられていた部分とのギャップが色々とわかってきました。
2つ目の軸としているキャンペーンは、3万円分の旅行券やギフトカードなどが当たる『ホニャララ家手当プレゼント』と5,000円分の割引権がもらえる『おさがりスマホキャンペーン』です。」(苗村さん)
――『おさがりスマホ』ですか?どういったイメージですか?
「自分が使っていたスマホを、家族の誰かに引き継いで使ってもらうというMVNO事業者ならではの提案です。初めてスマホを持つ家族でも、おさがりのスマートフォン端末を使えば、端末購入代をタダにすることができます。そうする事で、スマホを持つハードルをかなり下げる事ができると思いました。また、使い方や設定がわからないという場合も、そもそも家族が使っていた端末なので、おさがりした側も簡単にレクチャーできるし安心ですよね。」(苗村さん)
――画期的アイディアですね!いつ頃これを思いついたのですか?
「実はこちらの企画は、昨年、販売促進の専門誌である『販促会議』の企画コンペティションで我々が出題した「親のスマホデビューを子が後押ししたくなるような販促企画」というテーマに対して実際に応募され、協賛企業賞に輝いた企画が骨子となっています。家族向けのプロジェクトの中で、“おさがりする側”と“おさがりされる側”の双方にメリットの大きいキャンペーンとなる点が大きなポイントです。」(苗村さん)
「最後が、NifMoで提供する『NifMoコンシェルジュ窓口』と『NifMo 訪問レクチャー』という2つのサービスです。まず『コンシェルジュ窓口』ですが、いわゆるお客様サポート窓口です。一般的なMVNOサービスでは、サポート体制に不安を持つ方も多いと思います。当社はもともと365日対応する電話窓口がありますが、加えて、その窓口でお客様から高い評価をいただいている選りすぐりのスタッフをコンシェルジュとし、NifMo関連以外の質問・相談も受け付ける窓口を新たに設けました。それこそ『初めてのスマホ、何がいい?』など、広い範囲でのご相談にお答えできる窓口なのです。」(鈴木さん)
「『訪問レクチャー』は、訪問出張サポートサービスのことです。以前から月額制のサービスを提供していますが、複数回サポートを受けたい方と1回ずつ依頼したいという方の両方がいる事がわかりました。そこで、払いきり制のコースも新たに用意する予定です。皆様によりご利用頂きやすい形になると考えています。 以上の3本柱をパッケージしたものが、今回の「ホニャララ家応援プロジェクト」です。『おさがりスマホキャンペーン』や『コンシェルジュ窓口』などは、業界初の試みだと思います。」(苗村さん)
NifMoのサービスは常に『家族』を軸に展開される
――NifMoは『家族』を軸にした色々なサービスを展開していますね。
「日本のスマホ事情を見ると、格安スマホ及び格安SIMのシェアは全体の15%程度です。今まではガジェット好きのサブ端末としての出番が多かったのですが、最近ではメイン端末としての流通が増えてきました。これから先を考えると、スマホに詳しくない方、女性や高齢の方々も利用するようになってくることが予想されます。格安スマホ・SIMがマジョリティ層に爆発的な広がりを見せた際に、NifMoがその選択肢に挙がることが非常に重要だと考えています。
そのため30〜40代男性という従来のメインターゲットに加えて、新しいところにも踏み込んでいきたいと考え、『家族』が軸になっています。』(苗村さん)
――サービス面でも色々用意されていますよね
「はい。昨年の9月から『NifMo ファミリープログラム』という、家族単位でサービスを申し込める制度をスタートさせています。家族向けサービスは、他社でも提供されていますが、窓口での名義変更など面倒な手続きが必要となってしまう場合が多いようです。しかし、NifMoの『ファミリープログラム』では、お子様がこれまでの電話番号を引き継いで申し込まれる際も名義変更することなくお申し込み頂けます。(苗村さん)
「他にも『ファミリープログラム』には『シェアプラン』というサービスもあります。年代間で、データ通信の使用量が全く異なるというのがわかっていて 10〜20代と60〜70代では2倍近く差が開いています。 こういったシェアサービスは他社でも見受けられますが、NifMoの場合はファミリープログラムを組むことで一人あたり月々0.5GBのプレゼントを受ける事ができます4人家族だったら毎月2GB。もちろんこれも全員でシェア可能です。このようなサービスも含め、家族それぞれに対して広く、手厚くサポートしている点が『徹底的に家族に優しい』と自信を持っているポイントです。」(鈴木さん)
――コダワリを持ってサービスを提供しているというがヒシヒシと感じられます。そのモチベーションは何なのですか?
「個人的な話になってしまうのですが、離れて暮らす両親の元に帰ったとき、『携帯料金はもっと安くならないか?』との相談を受けたんです。聞けば、古い端末を使用しているにも関わらず、毎月2人合わせて2万円近くの出費があるとのこと。すぐさまNifMoに乗り換えたところ、二人あわせて5000円以内に収まるようになりました。」
――4分の1になったというのは衝撃です。
「そう言った意味では、もっと早く気が付いてあげられていたら……と後悔する面もあります。家族とは、最も身近で小さなコミュニティです。気軽に相談できる間柄であるはずにも関わらず、うまくコミュニケーションが取れていないと、プロが身近にいても不幸なケースが起きてしまいます。この失敗を踏まえて、日本のスマホ問題を自分ごととして捉え、プロジェクトにも更に熱を入れて取り組むようになりました。」(苗村さん)
――一連のプロモーションで印象に残っているエピソードなどはありますか? 「今回のプロモーションでは、「交通広告」に、非常にこだわりました。スピンオフの駅を決め、そこから連想される名字についてアンケートを取り、結果を広告内に入れ込むようにしていました。例えば「水道橋駅っぽい名字は?」の場合にはジャイアンツの選手の名字などが多かったのですが、駅選定の際、苗村が「ロシアの“ヤロスラフスキー駅(Yaroslavskaya)”駅にも広告を出そう」と言い出したんですよ。」(鈴木さん)
「僕としては映画「シベリア超特急」の監督、水野晴雄さんの名字を実際のロシアで出したかったんです。きっと話題になると思って!(笑)アンケート表にヤロスラフスキー駅も追加しておいたんですけど、いつのまにかこっそり消されていました。(涙)」(苗村さん)
今後も「家族」を軸に、より良いサービス展開を実施していく
ニフティ